蓬門

世の隅でコソコソと蠢く

弱さ

私はしばしば強くありたいと思います。でも強いって何でしょうか。
困難にも、めげずに打ち克つことができることを言うのでしょうか。それとも困難を受け流すことができることでしょうか。それとも自分を曝け出して、誰かに頼ることでしょうか。
困難に耐えることは、私にもできそうです。ただ耐えることだけになってしまいそうですが。私にとっては自分のを曝け出すことほど恐ろしいことはありません。しかし、自分を理解してくれる人はできないでしょう。

今日は久しぶりに実家に帰りました。
正直言って、私は実家に帰るのがあまり好きではありません。両親のことはもちろん好きですし、実家は落ち着く場所です。でも好きになれないのは、自分の弱さに気づかされるからです。両親が居れば頼ってしまいます。大学のときに1人暮らしを始めたときに、家事や大学での手続きは全て自分でやる必要があります。でも実家に帰れば、両親に頼めばいろいろと済ましてくれます。
私にとっては、自分の弱さを見せ付けられるようで、嫌でした。それ以来、実家に帰るのが面倒くさく感じるようになりました。

しかし、自分のそうした面を人に曝け出せないことこそが、私の弱さなのかもしれません。だから惚れた人にも自分を曝け出すことができずにいるのでしょう。