蓬門

世の隅でコソコソと蠢く

書評

はじめの言語ゲームを読みながら

以前橋爪大二郎の「はじめての構造主義 (講談社現代新書)」を読んで面白かったので、同著者の近著「はじめての言語ゲーム (講談社現代新書)」を少し前に買っていたのだが、インフルエンザで出社できず、無謬に過ごすのもあれなので、手をつけてみた。「はじ…

ノルウェイの森

何とはなしに、本屋に並んでいた文庫版のノルウェイの森を買ってみました。純文学なのかよく分かりませんが、なかなかに面白かったです。読んでいて印象的なのは、性交渉が全く救いにならず、むしろ「死」に引きずり込むような、行為の救いのなさが印象的で…